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今日は宮沢賢治を載せました。英語版はこちら。最近、人生について色々考えることが多い。浮き沈みの無い安定した感情の大切さや、人を労る精神って、やっぱり素敵だよね。感情表現は一歩間違えると人をとても嫌な思いにさせる。やっぱり気持ちのコントロールって生きていく上でとても大切だよね。
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「雨ニモマケズ」
雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫なからだをもち、慾はなく、
決して怒らず、いつも静かに笑っている。
一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ、あらゆることを自分を勘定に入れずによく見聞きし分かり、そして忘れず、野原の松の林の陰の小さな萱ぶきの小屋にいて、東に病気の子供あれば行って看病してやり、西に疲れた母あれば行ってその稲の束を負い、南に死にそうな人あれば、行ってこわがらなくてもいいといい、北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろといい、日照りの時は涙を流し、寒さの夏はおろおろ歩き、みんなにでくのぼーと呼ばれ、褒められもせず、苦にもされず
そういうものにわたしはなりたい。
/宮沢賢治
[1896-1933]